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「翡翠が……。翡翠がぁぁぁぁ!!」
瑠璃お兄ちゃんは号泣している。フーフーとスイスイはみんなにハグしている。みんな恥ずかしそうだけど嬉しそう。
僕は別の子にハグしようとすると瑠璃お兄ちゃんがまた叫ぶ。
「やめてぇぇぇぇ!! 翡翠に触らないでぇぇぇぇ!!!!」
あんまり煩いので僕は呆れてしまう。
「瑠璃お兄ちゃん、メッ! みんな喜んでいるのに水差さないで!」
「うわああああん!! 翡翠に怒られたァァァァァァ!!!!」
瑠璃お兄ちゃんは泣きながらどこかに消えていった。
「瑠璃くん……、ブラコンが過ぎるよ……。てか翡翠くんたち、先生にもハグしてくれる?」
「いいよ!」
にょんたんず三人で瑞希先生をハグする。
「いやぁ先生、へんたいさんでもブラコンでもなくて良かったーー。可愛いにょたチョコ男子にハグしてもらえるんだもん」
やること決めてなかったハロウィンパーティは大成功で終わった。度からともなく聞こえる瑠璃お兄ちゃんの泣き声はホラーぽくて、なんかハロウィンって感じがしたイベントだった。
十一月に続くよーー♪
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