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「店長さーん! また来ましたぁ!」
女の子達は高校生だったらしく、制服に身を包んだ彼女達が再び訪れたその日、店内は今までに無かった光景となった。
学校帰りだった彼女達は、友達を数人引き連れて喫茶店にやって来たのだ。
男女が入り交じった八人の高校生達は、ワイワイと賑やかに店内に入ってきて席に座ると、少し遠くに居た千秋を呼ぶ。
「店員さーん! 注文お願いしまーす!」
「え、やば、まじで格好良い!」
「え〜、俺の方がかっこよくね?」
「あんたじゃ比べもんになんないから!」
静かだった店内が一気に賑やかになり、常連さん達もいつもと違う光景に目をぱちくりとさせている。
注文を取りに来た千秋を見て各々感想を言いながら、アップルパイとコーヒーや紅茶を注文する高校生達。
「まっじでやばいから! 絶対アップルパイ食べて!」
「あは! あんたずーっとそれ言ってたもんね。楽しみ〜」
騒がしくはあるものの、千秋や店内、そしてアップルパイを褒めながら楽しみにしている高校生達に、常連さんも店長も戸惑いながらも笑顔が漏れている。
出来上がった商品を千秋と一緒に届けると、ズラっとテーブルに並ぶアップルパイ達。
キラキラと輝く表情でそれを見ていた高校生達が一口アップルパイを食べると、途端に感動の声が上がる。
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