2 真実 

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だけど、隠し撮りにしては、その枚数が多い。 ふとした違和感に、ストーカーは律という現実味を増してくる。 「もうそろそろ帰れそう?今日はどっちの家にする?」 「…律の家にしようかな。」 「ん、わかった。待ってるね」 そう言いながらその場から離れていく。 信じたくない。 だけど、そろそろあの部屋の扉を開けて確かめる時が来たのかも。 そう決心して、私は仕事を終わらせて律の家に向かった。
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