幼少期

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ノファンは計算が大の苦手だった。 それは今もだが計算ができずに「なんでわからないの!?」と怒られた事がある。 あと姉から聞いた話ではノファンはよく学校から脱走してたらしい。 姉が捕まえて教室に連れて行ったりしていたようだ。 姉は二人いるけどノファンとは違って健常でよく出来た姉だった。 ヒステリーな所はあったり気の強いところがあった。 その姉から卑猥なことをされた。 小学生の3.4年の時だろうか? ノファンはその時は嫌だ嫌だと思っていたが次第に目覚めてしまったりもした。 しかし家庭は不安定で父が荒れだして酒に溺れて母に暴力を振るう。 常に怒鳴り声が響く。 母はそれをノファンのせいと責めた。 ある日犬を迎えたが一家で大罪を犯してしまう。 ノファンはその犬に近寄ろうとしなかった(子供だったから怖いとしか思わなかった) 姉や母は可愛い可愛いと言っていた。 しかし家庭が荒れだすと比例して犬をつなげたまま世話しなくなる。 犬は哀れに痩せ細り、必死に家から脱出しようとする。 案の定犬小屋はあるところまで引きずられそこには痩せ細ったペットが。 どうしようかと処置に困るが誰かがそのペットを飼いたいとやって来た。 喜んで一家はその犬を新飼い主に預ける。 そのペットが幸せに過ごしている事を今となっては願う。
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