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日常
—————————ピピピピピッ
目覚ましのアラーム音が聞こえて、煩わしい音を止めると共に目を開ける。
時刻はもう学校に行く時間を指していた。
ゆっくり起きて優雅な朝を過ごしたいのに、いつもこうなる。早起きをするのはなかなか難しいみたい。
気だるい身体をなんとか動かしながら、ベッドから出て制服に着替える。真面目な私はズル休みもサボりもしないから、今のところ無遅刻無欠席を更新中。
朝食を食べて素早く準備をして、机の上の写真に目を向ける。
「恵美子さん、いってきます」
いつもと同じ言葉を彼女に言って、鞄を持って家を出た。
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