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「視」
私、楽しいの
お気に入りのお友達と一緒なの
名前はねぇ。。。
「ねえ!娘は何と言ってるんです?あなた霊能者でしょ?分かるんでしょ!」
「いや、あのボク。。。霊能者じゃ。。。(やべえじゃん。。。視える、って嘘ついてヤラセのYouTuberだし)」
目の前には女の子が横になって口をパクパク動かしていた
何を言っているのか知りたいと、母親がこの男を連れてきた
「分かるんでしょう?お金なら払いますからお願いします」
必死な母親に男は正直に言えず霊視をするふりをする
「誰なんですか!あの人は!」
「え?何がですか?」
「私は視えるんです!聞こえないだけなんです!娘の周りに三人、女がいるでしょう?誰か聞いてください」
男は背筋が凍りついた
(そんな。。。ど、どうしよう。。。だ、誰かボクを助けて。。。)
男の心の声は誰かに届くのかは誰にもわからない
―完―
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