「記憶の対価」

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「記憶の対価」

高架下の小さな屋台に入ると店主らしき婆さんがいた 「これ、飲みなよ」 出された酒を飲む すると 今まで封印していた辛い記憶が鮮明にコップに写し出され、俺は辛さと悲しさで吐いた 「楽になったろう?その忌まわしい記憶は消えたのさ」 何のこと?あれ?なんで俺、ここにいるんだ? 「さあ、次はあんたがここの店主だよ 次に来る客を癒してあげな 客が来なきゃあんたはずっと店主のままさ」 婆さんはヒャッヒャッヒャッと笑い店を出た ~完~
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