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アバターではない真凛本人と顔を合わせたのは、Vチューバーとして知り合ってから七年後。
俺が勤めてる会社の日本支社に採用された真凛に就職祝いを口実に食事に誘い、念願の彼女本人に会う事が叶った。
初めて会うリアルな彼女の姿に俺は一目惚れしてしまった。
アバターを介して交際していたのもあり、その日のうちにリアルでも恋人同士になった。
コロアウイルス大流行からリモートワークが可能でMBA(経営学修士)とM.Eng.(工学修士)を取得した事から帰国をする。
フルリモートで勤務し、真凛と愛を育んでいた。
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「なっ、……なんで隣に創真くんがいるの!?」
「名古屋から乗車したら真凛の隣の席だった。偶然だよ!!」
アバター介しての交際六年、リアル交際二年。
俺はハメられ真凜にとんでもない現場を見られて、誤解され、フラれた。
そして、フラれてから三年。
「もしかして、いまだに便利屋に私を尾行させてる?新幹線の席番の連絡を受けて乗車前に指定席をとる事できるよね……」
偶然新幹線の隣席になったのに付き纏い行為と疑われた俺。
三日前に発券した指定席特急券を見せたのにストーカー扱いされてしまった。
誤解を解いて関係修復したく時間を見つけ真凛に会いに行くも彼女に付き纏い行為ととらえられてしまい恐怖心をいだかせてしまった。
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