1人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ、嫌だよな。あんな事があったんだから…」
俺は先生の向かいに座った。
「先生。俺、もう学校行く気ねぇから」
先生の顔を真っ直ぐ見て伝えた。
先生は悲しそうに「そう…だよな」と言った。
「俺、今でもあいつらがした事思い出すんだよ。学校行っても皆から無視されるし」
先生は無言で頷く。
「俺悪くないよなぁ?確かに怒らせたのかもしれないけど、あんな事しなくたって…」
「翔は悪くない。それはハッキリ言う。本当、何も出来なくてごめんな」
「いや、先生も何も出来ないと思うんで…」
そうなのだ。
今回、俺が学校に行きたくない理由…俺も先生も周りもどうする事が出来ないんだ。
悲しくて悔しいけれど。
最初のコメントを投稿しよう!