君が居たから。

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「まぁ、嫌だよな。あんな事があったんだから…」 俺は先生の向かいに座った。 「先生。俺、もう学校行く気ねぇから」 先生の顔を真っ直ぐ見て伝えた。 先生は悲しそうに「そう…だよな」と言った。 「俺、今でもあいつらがした事思い出すんだよ。学校行っても皆から無視されるし」 先生は無言で頷く。 「俺悪くないよなぁ?確かに怒らせたのかもしれないけど、あんな事しなくたって…」 「翔は悪くない。それはハッキリ言う。本当、何も出来なくてごめんな」 「いや、先生も何も出来ないと思うんで…」 そうなのだ。 今回、俺が学校に行きたくない理由…俺も先生も周りもどうする事が出来ないんだ。 悲しくて悔しいけれど。
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