放課後の図書室で

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私も一歩水沢くんに近付く。心臓の音がうるさい。緊張が募っていく。でも、ちゃんと言わなきゃ伝わらない!自分を鼓舞して言葉を口にする。 「……私も、水沢くんが好きです」 水沢くんの目が大きく見開かれる。そして、二人で笑い合う。 私たちを繋いでくれたのは、運命の赤い糸なんてものじゃなくて一冊の本だった。
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