4人が本棚に入れています
本棚に追加
「…翼。竜、捜して来い。あいつ、宿題ほったらかして逃げたから。俺は教室居るわ」
俺はそう言うと、翼の腕から離れ、食堂を出た。
そして、翼が引き留める間もなく、俺は小走りで逃げるように階段へ向ったんだ。
何故って?
だって、そりゃあ…なんか、恥ずかしかったから。
いや、翼とは付き合う前から、普通に周りから"付き合ってる?"と思われる程、かなり距離は近かったし、べったりだったんだけど。
けど、なんていうか、付き合って、今でも、お互いにべったりで、付き合う前と対して変わらないんだけど、でも、やっぱり、女子達がキャーキャー騒ぐから、なんか、すっごい恥ずかしくなった…というか、まぁ、そんな感じです、はい。
教室に戻って10分程で、翼は竜を捕まえて来た。
そして、俺は翼と2人で、竜の宿題を手伝う事になる。
手伝うというか、まぁ、教えてあげる、って事ね。
最初のコメントを投稿しよう!