3.俺の翼

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「なんかさ、たまに翼、母さんみたいな事言うよな」 そう言って、俺はベッドに寄りかかりながら、足を伸ばし座った。 「そう?でも本当、濡れたままだと、風邪引くから、ドライヤーした方がいいよ?あ、俺、やろうか?ドライヤー何処だっけ?」 翼はそう言うと、ベッドから降りた。 「洗面台」 「洗面台ね!おっけ。持って来る」 翼はドライヤーを取りに、部屋を出た。 俺は、タオルで髪を拭きながら、翼を待つ。 「ドライヤー持って来た」 ニッと笑いながら、翼はドライヤーを俺に見せると、ベッドに座り、俺の髪を乾かし始める。 なんか、母さん、ってよりかは、兄?みたいな感じがするかも。 実際、翼には妹が居るし。
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