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翼の父さんは、医者で外科医だ。
毎日忙しくて、病院に寝泊まりする事も多いそうだ。
「希跡君、翼君。食べたら、2人にプレゼントあげるね」
俺の母さんが、俺と翼を見ると、微笑みそう言った。
「プレゼント!めっちゃ楽しみ!!」
ウキウキ気分の翼は、瞳をキラキラ輝かせ、パクパクケーキを食べた。
ケーキを食べ終えると、俺と翼は、プレゼントを貰った。
お誕生日会が終わり、俺はそのまま、翼の部屋に泊まる事にした。
翼の部屋で、、ベッドの上、寝転がりながら、携帯を弄っていると、翼が俺を呼んだ。
「希跡。俺からのプレゼント」
そう言って、満面の笑みで、小さな、黒い紙袋を俺に差し出す。
「え、プレゼント?あ…俺、なんも用意してなかった。ごめん」
「なんで?俺はもう、希跡から、プレゼント貰ったよ?」
翼は、俺からプレゼントを貰ったと言う。
けど実際、俺は何も用意してなかったんだけど、一体、翼は何を言ってるんだろうか。
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