4.誕生日と誓い

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俺が、翼を好き過ぎて不安な事も全部、ちゃんと解ってたんだ。 だから、目に見える形として、"永遠"を誓ってくれた。 「俺、も、誓う、からっ。右手、出せ…」 涙で、声が震えて、上手く言葉を話せない。 けれど、翼にはちゃんと伝わっていて、 「はいっ♪」 って、眩し過ぎる程の、満面の笑みを向けて、翼は俺に、右手を差し出してくれた。 俺の指輪と一緒に入っていた、もう一つの指輪を取ると、俺は、翼の右手を掴み、そっと、薬指にはめた。 「俺も、翼と、ずっと一緒に居る。一生、一緒に居る。だから、永遠じゃなかったら、絶対、許さない」 「うん!ずーっと、永遠に一緒に居よう?ねっ!希跡♪」 そう言って、翼は、力一杯、ぎゅっと俺を抱き締めた。
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