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暖かい。
両手で、湯呑みを包み込むように持っていたら、だんだんと冷たい手が暖かくなってきた。
「翼〜?まだなの〜?」
なかなかドライヤーが終わらない翼に、翼の母さんは、呆れた様子。
「もう終わる!はい!終わった〜!」
やっと、翼の準備が出来たようで、俺はスクールバッグを手に持つと、ソファーから立ち上がった。
そして、翼と一緒に、翼の母さんの車に乗り、学校へ向かった。
学校到着。
遅刻は、ギリギリ免れた。
翼の母さんに感謝しなくちゃな。
午前の授業を無事終え、(俺は基本、机に伏せて寝ていたけれど)お昼休みになった。
俺は、翼、竜、瞬、そして黄雀の5人で、いつも行動を共にしている。
"いつメン"ってやつだ。
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