プロローグ

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希跡(きせき)〜」 「ねぇ、希跡知らない?」 言ってしまえば本当に、 "ウザい"くらい(でも、ちょっぴり嬉しい) (つばさ)は、俺の名前を口にする。 そしていつも、俺を捜してる。 そんな翼が、その声が、大好きなんだ。 だから、いつまでもずっと 翼の隣は、俺だけの特等席でありますように。 そう、願っている。
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