prologue

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 もしも人生にピークがあるなら、それは5年前に終わっている。  大恋愛からの大失恋。  煮え切らない思いや物足りなさを抱えながらも、無理に笑って前を向く。  仕方ない、これも運命と受け入れた。  そんな夢芽(ゆめ)の秋は、静かに雨が降っていた。
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