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「カトケンさん点数は無理だから、せめて罰金代は私が払うから……」
「あ、アケビさん、ぼ、僕はそんな小さな男じゃりませんよ。」
「カトケンさん……
カッコいい……」
しかし僕の体は、初めて警察官に捕まった事で、体の震えが治らなく、力が入らず立てずに転けたままだった……
「アケビさん……
僕、犯罪者になってしまいました……」
「カトケンさん犯罪者なんて……
笑わせないで下さい。
違反しなかったら3か月で点数は戻って来ますよ。
知らなかったんですか?」
「自動車学校の講義の時間は常に寝てました……」
アケビさんと運転を変わって、どうにか僕のアパートに着いた。
ちなみに僕のアパートは1DKのマンションだ。
家賃8万円で生活に困ったら家に連絡する。
もう、親に60万円の借金を作っている。
しかし、ここ2ヶ月アケビさんと知り合って、営業成績も少し良くなったから、先月は親に借金をしていない。
でも僕は、いつまで経っても、親のスネをかじっている。
「カトケンさん、立派なマンションですね……
家賃高いんでしょ……」
「はい……
まぁ…」
僕はマンションのオートロックを押してエレベーターで4階に行った。
「凄い!画期的ですね……」
「いえ……
アケビさん、これって常識ですよ。」
「そうなんですか?」
「汚いですが中に入って下さい。」
僕は一生懸命に片付けたが、物が溢れていたので、僕の宝物のフィギュアやオタクソフトを押し入れに無理に押し込んだ。
これが限界だった。
「わぁ…
カトケンさん、新しいですね。
あらっ、あれ何ですか?
屋根裏みたいな隠れ家が有る……。」
「あの……
アケビさん、あれはロフトって言うやつですよ。」
アケビさんは珍しそうに僕の部屋を見回してた。
「この押し入れ開けていいですか?」
「だ、駄目で〜す!
絶対に駄目です。」
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