付き合って下さい。(改正版)

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「私、自動車整備の専門学校に行っていたんだぁ……  家の事情で専門学校を辞めなくちゃいけなくなってね、二級整備士の実技は受かってるけど学科試験が取れなかったの……  その後、アルバイトしながら整備士の資格を勉強して、この前、学科試験を受験したのよ。  今度の土曜日が国家試験の発表なんだぁ……  勉強しなかったから無理と思うけど取り敢えず、結果を見に行こうと思う。」 「アケビさん、凄いよ。アルバイトしながら勉強してたんだね。  それに整備士の専門学校に行ってたなんて……  それなのに、僕と海なんか行ってくれてよかったの?」 「あれは気分転換よ。  カトケンさんといたら落ち着くし、また明日頑張ろうって意欲が出てくるんだぁ。」 「今度の土曜日、僕、朝から神社で御百度参りします。」 「えっ…  お、御百度参り……」  ヤバい……  アケビさんに重い男に思われたかも知れない…… 「そ、それは、冗談だけど、土曜日に神社でお願いするね!」    そして土曜日、僕は朝早く神社に向かった。  そこの神社は、学業の神様で有名な神社だった。  僕は池にある小さな橋を渡ろうとした時、大きな看板が立ったいていた。  看板を覗くと、、、 【別れ橋……  この橋を渡ると恋は散り、学業に集中出来る不思議橋。】  えっ……  ここの神社は学業優先で、恋愛を阻止されるのか……  僕はどうしたらいいんだ。  アケビさんには二級整備士の国家試験に合格して貰いたい……  でも、アケビさんと別れたくない…… 「神様、無礼な私を許して下さい。  アケビさんの二級整備士の国家試験受かりますように……  そして、私達の中を神様、邪魔しないで下さい。  絶対にお願いします……」  そして翌日…… 「カトケンさん!  整備士の国家試験、受かったよ〜!  カトケンさん、今から出れる?  良かったら駅前の喫茶店で待ってます。」 「い、行きます。  アケビさん本当に受かったんですね!おめでとうございます。  用意するんで30分待ってくれますか?」  さぁ、告白するぞ!  待っててください……アケビさん。
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