第二ミッション 僕と結婚して下さい。

16/17
前へ
/29ページ
次へ
《ファ〜ン♪ファ〜ン♪》 アケビさん……  後ろから変な音を鳴らして、バイクが近づいて来てます…… 「あっ、白バイ……」 「白バイ⁇……  僕達じゃ無いですよね…… 何も悪い事してないし……」  突然、マイクで話し出した。 『前の2人乗りバイク、止まりなさい!』 「ア、アケビさん……  どうも僕達の事を言ってるみたいです……」  僕は逃げずに素直に止まった。  白バイ隊はヘルメットを取り、厳つい顔した人が僕達に近づいて来た。 僕は咄嗟に両手首を前に出した。 「捕まえたりはしないよ。  ちょっと免許を見せなさい!  フラフラして無免許じゃ無いのか⁇ 君達。」 「ぼ、僕、ちゃんと免許持ってます。」  僕は慌てて、免許証を白バイ隊の警察官に見せた。 「免許は有るみたいだな……  あっ……免許取りたてじゃなか!  免許取得,1年間は2人乗りは違法行為になるんだぞ!  自動車学校で習っただろう!」 「さぁ……  講義中寝てました。  そんな事、初めて聞きました……」 「君、警察ナメてる?」  アケビさんは僕を押し除け僕の前に出た。  僕はアケビさんに押されて物の見事に転けた…… 「すみません……  私も、すっかり忘れていて、無理に乗せて貰いました……  ゴメンなさい。  私も免許が有りますから私が運転して帰ります。」 「免許を見せてごらん……  おっと、君は大型バイクの免許も持ってるじゃないか?  次回から気をつけてよ。  違反行為だから、反則金と違反点数が付くぞ!  しかし、危ない運転だったなぁ……」  僕は初めて反則切符切られた……  罰金12000円、点数2点…… 「カトケンさん……どうしたの?」  僕は道路の隅で倒れたまま、2人の話を聞いていた……
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加