ミッション3 嫁にください。

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「健二、いい彼女見つけたね……  礼儀は正しいし、ハッキリした子でお母さん、大好きよ!」  今、1番酔って落ち込んでるのは父さんだ…… 「か、母ちゃん……  元彼って、誰なんだ……」 「お父さんも明日、カトケンさんのバイクでお出掛けしませんか?」 「健二のバイクの後ろか……  アケビさんの後ろがいいなぁ……」 「なにぃ〜〜お父さん!  アケビですって?私は明美です。  アケビを許してるのはカトケンさんただ1人です!」 「ご、ごめんなさい。」  その夜、予想以上に荒れる事無く、3人はリビングで酔い潰れて寝ていた。  僕1人だけが自分の寝室で寝た。  アケビさんにちょっと、ちょっかい出したが、いきなりビンタされ僕は撤退した。  アケビさんと母さん、父さんは川の字で寝ている。  たが、幸いアケビさんは明日、ツーリングに行ける喜びからか、自らお酒をセーブしたみたいだ。  アケビさん、バイクが絡んだら酒にも勝てるって事を僕は知った。  僕の次に目が覚めたのはアケビさんだ。 「何で私……  こんな所で寝てるんだ⁇  あっ、カトケンさん、ヘルメット2つ買わないと!」 「何で⁇」 「今日、カトケンさんのご両親とツーリングいくんでしょ♪♪♪楽しみ〜」  アケビさん、酔っていてもバイクの話はしっかり、覚えているんだ……  母さんは覚えているのだろうか?  父さんと母さんが目を覚ました。 「お父さん、お母さん、私が朝食を作りますんで、お出かけの準備をして下さい。  カトケンさんはヘルメット2つ買って来て下さい。」  既に、この家もアケビさんのペースで進んでいる……
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