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「御守りくださいな」
「はい、800円をお収めください」
「白虎ストラップはまだありますか?」
「はい、お出ししますね」
「ふぅ…」
御守りを授かりにくる参拝者がやっと一段落つき、休憩タイムだと思ったのだが、煙がこちらにやってきたので紅葉の仕業かとため息をつく。
「楓〜手が空いてるなら来てよ〜!」
授与所にいる楓に手を振る紅葉
「なにやってんだか…」
紅葉の所へ行くと落ち葉を集め、焚き火をしているようだ。
「ちょうどいいタイミングだね」
「もしかして…」
「うん!焼き芋だよ!はい、楓の分ね」
先程の寄り道は焼き芋を大量に購入していた。
「熱っ…ありがとう。でも夕飯食べられなくなるよ」
「平気だよーオヤツは別腹だもん」
『この間の街に行く前に昼ご飯食べて、ふらぺちーの?や栗の洋菓子とタコ焼きとくれぇぷ?2個とあいす?を2つ食べた後に夕ご飯で白米3杯おかわりしたから大丈夫じゃない?』
風雅は「元気が取り柄だからね〜」と焼き芋を頬張る紅葉を楽しそうに眺めているが楓は「食べすぎ」と若干引いている
そんな楓も焼き芋の誘惑には勝てずがぶりつく
「焼き芋やってまーす!いかがですかー!」
参拝者に声を掛けて一緒に焼き芋タイムを楽しむことにした。
紅葉は程よい大きさの焼き芋を風雅に手渡した。
『ん?オレは食べられないよ』
「アンタにじゃないわよ。美晴にね、焼き芋は焼きたてが一番美味しいんだからひとっ走り行って来てよね」
『了解』
風雅は風の力を使い屋敷まで飛んだ
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