ニノ章

13/24
前へ
/143ページ
次へ
翌日の放課後、風雅と紅葉は街で旅行本やらお泊りセットやらを購入しに行った。 風雅は自動販売機に興味を持ち、飲み物買いがてらベンチで休憩を取る。 『紅葉、楽しそうだね』 「まぁね。美晴ほどじゃなくても泊まりなんてワクワクしちゃうわよ。本当は苦労して許可貰ったんじゃないの?」 『だから軽く口説いただけだよ〜』 本当は神からある条件を出されたので、仕方なくのんだ。 風雅は冷たい水に感動し、ゴクゴク飲んでいた。 紅葉は家族と司の家族にケーキを購入し、帰宅した。 「ほら、またよ」 「神子だからってズルすぎ」…ヒソヒソと話していることに紅葉は気づかなかった。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加