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旅行当日、旅に行くメンバーが大忙しで準備をしている中、風雅は空中におり、島全体を見渡していた。
目を細め冷たい表情をしている風雅
『紅葉を狙うアヤカシの殆どは紅葉がいなければ諦めて帰るだろうが…執着心の塊は街まで付いてくる可能性があるな。人混みに紛れて攫うには絶好だろう。こちらは霊力は隠せないから人混みに紛れても不利になるが…』
いつもの軽い表情に戻る
『オレが守るしかないか〜あんな面白いものアヤカシなんかに摂られたくないないし〜』
風雅は白神家に戻る。
白神家の庭ではすでに準備が終わりまち
「風雅、遅いわよ〜」
「お世話になります…」
『美晴、君にはしっかり言い聞かせておくよ。島に出るのは今回だけだ。帰りたくないとゴネたり逃げたりしないでね?』
「わかってる!絶対言わないし条件だって何度も何度も確認して暗記たもん!」
『よろしい』
美晴の頭を撫でる
風雅は白虎の姿になる
「きゃあん!虎ちゃんモフモフ度が上がってる〜」「違うわ。紅葉が気持ち悪くて毛が逆立って震えてるだけよ!」
「大きすぎてちょっと怖い…」
「お、お背中失礼します!」
『乗ったかい?行くよ〜』
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