三ノ章

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「やっと来た!紅葉姉ってば突然いなくなるんだもん心配したんだから〜」 「ごめん」 「風雅様……」 『うん、まぁね』 紅葉に何かあったのではと感づき小太郎は風雅に確認し警戒を強めた 「あ…」 「ん?風雅様と紅葉姉が手繋いでる!」 「ち…違うわよ!…って離しなさいよ」 『駄目だよ。キスいっぱいした仲じゃない。紅葉から甘えて求めてくるんだよ〜』 「ななな!?……違うわよ、アレは雰囲気で…うあああっ!!」 頭を抱え唸り声をあげた紅葉に風雅は面白そうに笑いだす 「………」 面白そうにみている風雅と悶えていた紅葉を楓は目を輝かせ見つめていた。 「楓姉?もしかして恋の話好きなの?」 「え、うん…。でも恋人の独特の甘い雰囲気ってないものね」 「相手が紅葉だしな」 小太郎がツッコミを入れると「なるほど」と察し納得した楓と美晴
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