三ノ章

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イメージキャラクターたちと記念写真が撮れるブースにやってきた。 抽選なのだが風雅の神パワー?により当選した紅葉たち4人はテンション高めの記念撮影してもらった。 写真が出来上がるまで待っている 「風雅は入らなくて本当によかったの?」 『オレが入っても写らないから』 「風雅との思い出は残せないんだ」 『記憶やオレの唇の感触は残るでしょ?またする?』 「し、しないわよ」 「じゃあ名前入れてくれる記念メダル作ろうよ!」「面白いわね」 「風雅これならいいよね」 メダル作った。 最後はたくさんのお土産を購入。 司家族には小さな子がいるのでぬいぐるみを多めに買った。 お金は全て風雅持ちだ。 十六夜の孤島に帰る。 紅葉は珍しく大人しかったため、風雅たちは逆に怖かった。 行ったり来たりと面倒だが十六夜の孤島なら結界が張ってあるから紅葉を守るため安全な判断なのだ 島に着くとムクとミクがお出迎えしてくれた。 葵はスーッと消え、離れていった。 今日は楓たちの護衛をしていたようだ 夜は「電子レンジでチンしたい!オーブンでクッキーとグラタン作りたい!」と楓からの提案で材料を購入してきた。 初めてのスーパーマーケットと食材の品目の多さに驚き、日持ちするものや島で使えるものをドッサリ購入しまくった。 可愛いエプロンも購入し ムクとミクに使い方を教わりながら調理を始めた楓と美晴。 遊び疲れてはいるが、初めて使うものに好奇心が勝り、やる気に満ち溢れていた。 小太郎は別室に移動、紅葉は縁側で大の字で腹を出して寝ていた。 『色気ないね〜そんなんじゃ嫁の貰い手なくなるよ?』 「いらないわよ。アヤカシなんて」 風雅は縁側に座り膝をポンポンした「オレの膝の上に座れ」の合図だろう 「絶対座るか!」 『誰が怯えて震えてた紅葉を助けてやったんだろうねぇ〜ん〜?』  「ぐぬぬぬっ。ひ、卑怯者ぉ!!」
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