三ノ章

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「小太郎兄〜ご飯出来たよ!何してるの?」 「インターネットってやつ。ムク君とミク君の話しでは世界中に繋がって、世界の人と交流したりできるんだよ」 「凄い!でもあたし達は…」  「…そうだね。でも情報とか集められるんだよ。限られた時間で情報を手に入れたいんだ。それが島の未来の為になるならね」 「そっか。とりあえずご飯食べようよ」 「紅葉ご飯だよ〜…って言う前に嗅ぎつけて来たのね」 「まぁね〜美味しそう!」 「ありがとう。やり方さえ覚えれば簡単に出来たわ」 「クッキーは作らないの?」 「明日ね。帰った時にお父様たちに渡したいなって…焼きたてじゃないのは残念だけど」 今日の食事はグラタンとレンジで温めるレトルトやお弁当がメインだ。色んな料理で偏っているが、それもまた楽しい。 デザートに島にはないコンビニスイーツを食べようとした時、風雅はヒョコッと現れ、腰に手を置き嬉しそうに報告した 『紅葉はオレ、白虎の番になりましたっ!』 「えー!紅葉姉やったじゃん!玉の輿だ!!」 「嘘…一生無理だと思ってたわ。おめでとう」 「おめでとう。父さんに報告しなきゃな」 「……………チッ。」 紅葉は風雅をギロッと睨みつけた 『紅葉、そんなに嬉しそうにしちゃって♪』 「私は虎ちゃんの番になったんだからねっ!」
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