三ノ章

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翌朝、旅の疲れが取れない面々。 「おはよー紅葉姉に楓姉」 「アンタは元気ね」 「うん!昨日買ったバッグと靴で行こうと思ってさ」 美晴がやる気になってくれるのは家族にとっては嬉しいこと。 このままいい方に進めば良いのだが。 朝食もガツガツ食べまくる猫たち。 新しい家族も増え賑やかになりそう 風雅は猫たちを引き連れ神社の方に行くらしい。 猫たちと日向ぼっこだとか 「すっかりお父さんじゃない。白猫ちゃんを番にしたら?」 『オレは紅葉としてるから無理だよ〜』 学校に行くといつもの面々 「それじゃあ進路の紙は1週間後に提出するように」 教師が出て行くと進路の話で盛り上がる 「楓はどうするの?私と同じ神社で巫女?」 「私は医療関係かな。入院してた時に優しくしていただいて私もそんな風になりたいなって…」 「楓は白衣似合いそうよね〜」 「アンタは風雅様の番なんだから風雅様次第じゃないの?」 「私は風雅じゃなくて虎ちゃんの番だから!」 「えっ!白虎様の番になったの!」 クラスメイトの女子に聞こえていたらしく大盛りあがりした 「違うって虎ちゃんのだってば!」 紅葉の言葉を無視し特に女子たちはテンションが高い 一通り盛り上がり冷静になると 「白虎様はさぞ苦労するんでしょうね〜」などと辛口コメントをしていた。
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