三ノ章

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猫たちは猫様専用部屋を用意してもらい、夜は風雅の部屋で寝るらしい。 猫様をモフモフすべく風雅の部屋に邪魔することになった紅葉 「アンタの部屋、何もないのね」 『オレには紅葉っていう娯楽がいれば何も必要ないよ☆』 「シロコ〜モフモフ〜子猫に触ってもいい?」 「構いませんニャ」 「にゃあ…」「にゃ〜」と好奇心旺盛な子猫たちは紅葉に興味を示した。 『……』 部屋の主である風雅は何を思ったのか白虎(神獣・小)に姿を変えた。 コロンと転がり「オレ、可愛いでしょ?」と言わんばかりのあざといポーズを取る。 吸い付くような濃厚なキスをしようとすると風雅は人型になる。 「……!」 離れようにも風雅に動けない体勢にされ、離れられない。 押し倒されるように風雅からキス 「んんっ!…やっ…やめ…つっ!」 『虎ちゃんじゃなくてオレを見ろ!』 「……」 『オレは紅葉を本気で愛しているんだ!わかれよ…』 少し苦痛の表情をし、紅葉から離れた。 紅葉は慌てて風雅の部屋を出た。
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