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『も〜みじっ♪』
「うわっ!風雅?」
校門前で隠れて待ち伏せしていた風雅は紅葉と楓が出てくると姿を現した。
肩には黒の子猫、チョコが乗っかっていた。
『ハロウィンの買い物行こう!あとデートね』
「は?ハロウィンの買い物なら付き合うけどデートは嫌。」
『デートしてくれたらモフモフさせちゃおう』
「行きます!」
モフモフ大好き紅葉は即okした。
『じゃあチョコは楓の護衛よろしく〜』
楓にチョコを渡し、風雅は紅葉をお姫様抱っこし空高く飛んだ。
「ふふっ。いってらっしゃーい」
「みゃあ〜」
楓とチョコは手を振って送り出した。
「紅葉、絶対風雅様のこと好きだわ。早く素直になればいいのにね〜」
「にゃ?」
楓は紅葉が風雅に言ったことなど聞きだしていた。
変なところで素直じゃない紅葉と本音がわかりにくい風雅の恋愛事情に楓は手助けしたいと思っている反面、面白い恋模様に興奮もしていた。
「は〜…いいなぁ。私も恋したくなっちゃう」
「それ本当ですか?」
「え?」
楓が振り向くと知らない男性が頬を赤らめながら立っていた。
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