3日目

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夜の帳(トバリ)が降りて、夏祭りの明かりが、町に1つずつ灯る 当(アタル)の意見を一応参考にして、俺はとりあえず外に出た 夏祭りの会場は、ちょうど真夏のおばあちゃん家の方向だ 「はあ~。真夏にも、女の余裕ってあんのかな…」 あって欲しいと思いつつ、あったらあったらで、それも嫌だなと、自問自答しながら歩き続けた 考え込みながら歩いたせいか、すぐに到着 俺は近くをウロウロし始めた 10分経っても、出て来る気配がない 「真夏。やっぱり怒ってんのかな。」 いや 絶対に来る 真夏は来る そう自分に言い聞かせて、また20分待った 「来ないなら、来ないって言えよ。」 そんな無理な注文を出して、俺は元来た道を戻ろうとした
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