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「星ちゃん。」
自分の耳を疑いながら、クルッと振り返った
でも、声が出ない
浴衣姿の真夏が、想像以上に可愛かったからだ
「待っててくれたんだ。」
「ん?うん…」
「本当はもっと早く、来る予定だったんだけど。思ったよりも、浴衣に時間を取られちゃって。」
あっ そうか…
真夏 怒ってなかったんだ…
そう思ったら急に、力が抜けた
「いいよ。浴衣、似合ってるし。許す許す。」
「あ、ありがとう…」
真夏は照れながら、下を向いた
夜でも顔が赤くなっているのは、見て分かる
「行こう。早く行かないと、遊ぶ時間なくなる。」
「うん。」
真夏が俺の隣に来るのを待って、二人で歩き始めた
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