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「真夏!」
俺は必死に、真夏の腕をつかんだ
「星ちゃん…?」
「俺…」
目をつぶって、息を飲み込んだ
「俺、ずっと真夏に言えなかった事がある。」
「何?」
「…真夏が好きなんだ。」
真夏の瞳が、大きくなる
「ずっと…ずっと好きだった。」
「ウソ!…」
「ウソじゃないよ!本当は4年前、真夏が引っ越す前に、言うべきだったんだ。」
真夏の目に涙が貯まっていた
「遅いよ……」
「えっ?」
「もう…会えない!……」
「ま、真夏!?」
俺の腕をすり抜け、真夏は俺の元から走り去った
「ちょ、ちょっと!」
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