3日目

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海外? そんなところ、行かせてたまるか! 真夏がT市に帰ってしまう前に、なんとしてでも引き留めたかった 「ごめん下さい!」 俺は真夏のばあちゃん家の玄関の前に立った 「はい。どちら様で?」 「立花と言います。真夏さんのお友達です。」 俺がそう言うと、急に玄関の戸が開いた 「…真夏は確かに、うちの孫だ。あんたはどこの立花さんよ。」 「真夏さんが以前、こちらに住んでいた時に、一緒に遊んでいた立花星太です。真夏さんの、幼なじみと言うか…」 「ああ!星太か!」 真夏のお祖母ちゃんとはいえ、初めて会ったのに呼び捨てだ 「真夏から聞いてるよ。そうかそうか。おめえが星太か。」 まあ 知らないで追い返されるよりもマシか
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