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「……ぎゅってして、いい?」
「ん、おいで?」
立ち上がって手を広げてくれる、大好きなひとにぎゅってする。こんな風に男の子にくっついたこと、今までなかった。
わたしから言うなんて、自分でも驚きだけど、口は勝手に動くしわたしの想いを全部で伝えたくなったから。
ぎゅっと返してくれる蓮くんがあったかくて、もうずっと離れたくなくなってしまう。早くもわたしは贅沢者だ。太陽のあったかさより、断然蓮くんの方があったかい。蓮くんって、こんなにもあったかかったんだ。
小中からの名残でお互い名前呼び。クラスメイトAちゃんの特別な権利は、彼氏彼女という関係にグレードアップしたみたい。
……ほらね、今日もまた、
わたしはきみのことが大好きなんだ。
きみとわたしだけの特別が、一生続きますように。
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