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リビングから楽しそうな声が聞こえる中、一人で食べていた。
中学生になった時一人で料理できるようになったので、家政婦さんに私のお世話はもう大丈夫と伝えた。
夜はあえて時間をずらして食べるか、外で済ますことが多い。
朝は平日は家で食べるけど、パンにジャムだけぬってすぐ自分の部屋に戻る。
居ても意味無いし。
さっき美羽が言っていた、財閥のパーティー。
もちろん、1回も出たことない。
なので、財閥界の人は私の顔をしらない。
まぁ、いいんだけどね。
行っても楽しくなさそうだし。
家族で出かけた記憶もない。
まぁ、私を除いてなら沢山あるだろうけど。
あ、ヤバい。
学校行かないと。
時計を見ると、そろそろ出ないと遅刻しちゃう。
私の通ってる高校は、幼児舎から高校までのエスカレーター式で政財界が通う名門私立。
みんなお金持ち。
私と美羽は、そこに通ってる。
兄も通っていた。
今は、財閥に勤めてる。
ほとんどの人が、車で送迎される。
もちろん、美羽もね。
けど、私は1人で歩いていく。
小さい頃は、なんで双子なのにこんなに扱いが違うんだろうって、毎日思っていた。
今は、そんなの気にしてないけど。
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