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私が求めてるもの?
それを來斗がくれる?
どーゆーこと何だろう。
詳しく教えて欲しかったけど、聞くのはやめた。
「てか、美桜ちゃんめっちゃ美人!スタイルも良すぎ!羨ましい!」
「そんなこと言われた事ないよ?」
ブスとかキモイしか、言われた事ない。
「え!?うそ!?美桜ちゃん、モデル並だよ!?」
「ないない。華恋の方が女の子らしくて可愛いよ」
「美桜ちゃん、天然だね」
天然?
自分が可愛くない事ぐらい、わかってるよ?
華恋と喋りながら、下着を選んだ。
その後も、日用品とか買いに行った。
買い物終わったのは、昼過ぎだった。
結構な量になってしまった。
「迎え呼ぶから、少し待ってろ」
來斗はどこかに電話した。
電話が終わり、繁華街の入口で10分ほど待ってると、1台の黒い車が私たちの前に止まった。
『お願いしまーす』と、慣れてる感じで皆車に乗っていった。
「美桜も乗れ」
「お、お願いします」
私もそう言い、車に乗った。
「初めて見る顔ですね」
運転手の人が、ミラー越しで私の顔を見て言った。
「あぁ。美桜だ。これから顔合わすことあると思うから」
「そうですか。槙です。よろしくお願いいたします」
「天原 美桜です。よろしくお願いいたします」
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