第1章

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私が求めてるもの? それを來斗がくれる? どーゆーこと何だろう。 詳しく教えて欲しかったけど、聞くのはやめた。 「てか、美桜ちゃんめっちゃ美人!スタイルも良すぎ!羨ましい!」 「そんなこと言われた事ないよ?」 ブスとかキモイしか、言われた事ない。 「え!?うそ!?美桜ちゃん、モデル並だよ!?」 「ないない。華恋の方が女の子らしくて可愛いよ」 「美桜ちゃん、天然だね」 天然? 自分が可愛くない事ぐらい、わかってるよ? 華恋と喋りながら、下着を選んだ。 その後も、日用品とか買いに行った。 買い物終わったのは、昼過ぎだった。 結構な量になってしまった。 「迎え呼ぶから、少し待ってろ」 來斗はどこかに電話した。 電話が終わり、繁華街の入口で10分ほど待ってると、1台の黒い車が私たちの前に止まった。 『お願いしまーす』と、慣れてる感じで皆車に乗っていった。 「美桜も乗れ」 「お、お願いします」 私もそう言い、車に乗った。 「初めて見る顔ですね」 運転手の人が、ミラー越しで私の顔を見て言った。 「あぁ。美桜だ。これから顔合わすことあると思うから」 「そうですか。槙です。よろしくお願いいたします」 「天原 美桜です。よろしくお願いいたします」
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