第1章

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学校では、伊達メガネをかけて、ツインテにしてる。 私は制服に着替えて、学校に向かった。 家から駅まで歩いて10分。 電車で20分。 最寄り駅からはすぐ。 学校に着くと、ちょうど美羽も車からおりてきた。 「美羽ちゃん。ごきげんよう」 「美羽先輩。今日も可愛いです!」 「皆さん。ごきげんよう」 美羽がおりると、そこには人だかりが。 これは毎日のこと。 この学校の中で、一番のお金もちである私の家。 なので、みんな美羽に群がり、美羽の機嫌をとる。 ちなみに、私が双子の姉と知ってるけど、私には話しかけてこない。 逆に 「美羽ちゃんと双子なんて、信じられないわ」 「そういえばこの間、年上の男の人と繁華街で腕組んでホテル街の方に行ったらしいよ」 「やだ、援交!?はしたない」 私に向けられる声は、こんなのばっか。 私を見かけたとか、ホテルに入っていったとか、援交とか何言ってるの? したことないし。 まず、繁華街に行っても、ホテル街の方に行ったことない。 多分、美羽だろう。 美羽は普段茶髪だけど、黒のウイッグ被ると、私に見える。 顔はそっくりだから、間違えるんだろう。 見た目は可愛くて、純粋そうな美羽。 本当は、男遊びしまくってる。
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