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「あとね、」
ついでに言っちゃおう。
「うん?」
「私、猫が大好きだけど、子供も大好きなんだよ」
「……瑠花、、それって、」
「だから、私はいつでもその、いいので。
翔哉の、好きなタイミングで、というか」
うわぁ、私さっきから大胆じゃない?
アルコール入ってないのに、どうしちゃったんだろ。
「──じゃあ、明日から解禁すっか」
その言葉に顔を上げると、全開の翔哉の笑顔があって。
さっきの黒崎さんの可愛いさとは、比べものにならないくらいに胸がきゅんとする。
やっぱり私、この人が大好きだ。
「もう、順番とか関係ねえもんな。色々同時進行で進めよう。忙しくなるぞ?」
そう言って、私の頭をくしゃっとする。
「うん!」
翔哉の腕にしがみ付き、私達はまた歩き始めた。
【Escape from xx 続編 完】
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