押入れの押尾さん😳

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押入れの押尾さん😳

bd0ce152-55a1-45d4-8ff8-325724f3c289 カタン。 小さな音がした。 私が寝ているベッドのすぐ横の押入れの中だ。 ええええっ?! こわっ! あたしは、今日、入社してから初めて会社を早退してベッドに寝ていた。 風邪を引いたのだ。 幸いコロナではないと、診てもらった病院で検査して言われた。 会社に行っていたのだが、熱と咳が止まらなくなったのだ。 そうしたら、上司に、早退して病院へ行け、と命令された。 だから、いつもなら会社にいる時間に、一人暮らしの家にいることとなったのである。 ガタン! 今度は、さっきよりハッキリと音がした。 な、なな、何?! 押入れにはまだ何も入れてないはず、、。 もしかして押入れに幽霊が?! この物件を見た時、お札なんかも貼ってなかったし、、。 な、なんなの?! あたしは、熱のせいで幻聴が聞こえたか、または、どう考えてもネズミとかの小動物が押入れに入り込んだのだろうと思った。 その時! ガタ、ガタ、ガタンッ! と、でっかい音と共に、押入れの扉が一気に開いた! ギャーーーー!!!
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