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プロローグ
大学卒業を目前に控えた頃─……
将来の約束を誓いあっていた彼、九条 旺司くんに自分から別れの言葉を告げた。
「──幸せになれ、なんて。絶対に言わない。俺を選ばなかったお前のこの先の人生がっ…どうか不幸であり続けることを祈るよ。」
瞳を揺らし、真っ直ぐに私の目を見てそう言い放った彼の冷たい表情が今も忘れられない。
そう、私は今でもずっと─…
旺司を慕い続けている。
旺司と愛上の復縁白書
𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃>>>>
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