一章

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「うーむ…」 星来はお店の商品考案していた。 お店ではフルーツを使うことが多いが新鮮なものをお客様に出しているので、まだ食べられるものでも数日経つと商品提供はされず売れ残りとして自宅に持ち帰り、家族が消費している。 星来は売れ残りフルーツを自由に使用して新しいフレーバーを考えている。 「ぬぁぁっ!行き詰まったぁぁ!」 頭を抱えて悩む星来を両親は微笑ましく見ていた。 愛用しているミキサーたちのメンテナンスを専門の人にしてもらい、大事に持ち帰る途中のことだった。 横から体が白いニホンジカのメス鹿が星来の前を横切った。 美しくジャンプする姿に一瞬、見惚れてしまうが 「なんで鹿が?奈良じゃないのに…」 すると地面が光だし、星来の体が浮く 「えっ…ええ!?」 光が星来の体を吸い込んでいった
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