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パーティ会場に移動した。
…が、星来は先程のやらかしでライフ0になっていた。
「なんだ!みっともないぞ!」
「クリス…仕方ないじゃん。クリスは体調大丈夫なの?」
昼間、村に行く時に付いてこなかった。
クリスは頻繁に星来の元に訪れ、ベッタリだったからだ。
「うん。でも…最近眠りが深くて浅いんだ」
「お医者さんに相談してみたら?」
「星来が言うならそうしてやる」
「…」
星来とクリスの会話を聞いていたレイヴンとテレーゼは顔を見合わせた。
寝ている星来にクリスは口づけで微毒を入れたのだから。
「えっと…何か食べようか?」
「あ…う、うん」
レイヴンと星来ぎこちなく、テレーゼはニヤニヤしていた。
「テレーゼ、なんだ気持ち悪い。いつもだが」
「酷いですっ!」
テレーゼはクリスにこっそり耳打ちした。
「実はレイヴンがなんと!星来様の唇を奪われたんです!」
正確には事故なのだが、テレーゼは2人の様子を察し、大興奮だ。
「え…レイヴンが?」
「おとなしそうにみえて大胆です!」
「…星来は………ボクのなんだ……!」
クリスは小さく呟きレイヴンを睨みつけた
その後、星来はキラキラで庶民が食べたことのない御馳走に興奮し、テレーゼは星来に声をかけようとした貴族らをことごとく制し、星来とレイヴンの邪魔をしないよう守った。
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