三章

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パーティ会場に移動した。 …が、星来は先程のやらかしでライフ0になっていた。 「なんだ!みっともないぞ!」 「クリス…仕方ないじゃん。クリスは体調大丈夫なの?」 昼間、村に行く時に付いてこなかった。 クリスは頻繁に星来の元に訪れ、ベッタリだったからだ。 「うん。でも…最近眠りが深くて浅いんだ」 「お医者さんに相談してみたら?」 「星来が言うならそうしてやる」 「…」 星来とクリスの会話を聞いていたレイヴンとテレーゼは顔を見合わせた。 寝ている星来にクリスは口づけで微毒を入れたのだから。 「えっと…何か食べようか?」 「あ…う、うん」 レイヴンと星来ぎこちなく、テレーゼはニヤニヤしていた。 「テレーゼ、なんだ気持ち悪い。いつもだが」 「酷いですっ!」 テレーゼはクリスにこっそり耳打ちした。 「実はレイヴンがなんと!星来様の唇を奪われたんです!」 正確には事故なのだが、テレーゼは2人の様子を察し、大興奮だ。 「え…レイヴンが?」 「おとなしそうにみえて大胆です!」 「…星来は………ボクのなんだ……!」 クリスは小さく呟きレイヴンを睨みつけた その後、星来はキラキラで庶民が食べたことのない御馳走に興奮し、テレーゼは星来に声をかけようとした貴族らをことごとく制し、星来とレイヴンの邪魔をしないよう守った。
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