三章

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「きゃあ!」 星来をベッドの上に放り投げ、アレルヤは星来に覆いかぶさるように馬乗りになり、手首を押さえつけた。 「…っ!」 「んぅ…」 (アレルヤにキスされてる…ちょ…舌が…入って……) 「…やめ……っ…ん!」 「……せ……い……ら………」 (アレルヤの声?) 「…くっ!」 「アレルヤ!アレルヤ!」 アレルヤは言葉を発した途端、苦しみだした。 普段、無表情なアレルヤが苦しそうに悶えていた。 (もしかして…喋らないんじゃなくて喋れないの…) 押さえつけられた腕が解放されたので、苦しそうなアレルヤの背中をさする。 息苦しそうにしていたが、暫くすると落ちついてきたようだ。 「やっぱり治癒力使う?」 「……」 首を振り拒否をすると、また星来に激しくキスをした (嫌なのに……なんだか……)
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