三章

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「テレーゼさん、話があるんだけどいいですか?」 「星来様!どうぞ」 テレーゼは長い髪をポニーテールで結び、メガネをかけていた。何かの本を読んでいたようだ 「お邪魔でした?」 「いいえ。星来様ならいつでも歓迎ですよ」 「ボクもいるぞ!」 クリスが顔を出した 「さっき…会ってついて来ちゃたんです」 ソファでお茶を出しもらった。 「…クリス離れてよ」 「ボクが星来といたいから駄目だ」 昨日のことがあり、ちょっと意識してしまった 「星来様、お二人からキスされたお気持ちはいかがですか?あとはアレルヤ殿だけですね〜」 テレーゼは興奮していた。恋バナが好きなのかもしれない。 「あ…実はアレルヤにも……」 「なんと!神の子は聖女に惹かれてしまうのですね!新しい情報です!!」 テレーゼは目を輝かせて更に興奮した クリスは無言のまま不機嫌になってしまう 「それでアレルヤの事なんですけど」 「アレルヤ殿?」 「はい。昨晩パーティーの御馳走持って行ったところ…」 「ま、まさか!ベッドに押し倒されてキスををっ!」 テレーゼはシチュエーションを妄想しちょっと暴走した 「…はぁ、されましたけども」 「やはりー!アレルヤ殿ならやると思ってました!」 「落ちついてください。そうじゃなくてですね」
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