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自室に戻り、レイヴンから借りた本をみつめた。
「よし!どれか旅に持って行って読むぞ」
コンコン
ノックをしたのはシュトッフェルだ。
「父上…」
テレーゼの話を聞いてからシュトッフェルへの感情が薄くなっていた
「どうした?いつもなら嬉しそうに駆け寄ってくるだろうに」
「いえ…ボクには星来がいますから」
「そうか。星来様と村を回るんだったか。聖女の力を目覚めたのは良い事だが、お人好しがすぎる。国王である私に跪き命令に従う女であるべきだ。クリスよ、力ずくでも必ず妻として娶れ」
「……はい。」
クリスはシュトッフェルを心の中で軽蔑した
「数日分の薬を持ってきたから持っていきなさい」
「はい」
シュトッフェルが帰り、クリスは1本薬を開け、花瓶の中に注ぐ。
すると花瓶の水は濁り、花たちは枯れていった
「ボクは毎日こんなものを飲まされていたのか!?」
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