四章

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真剣な話は終わり、男子会は続く。 「ところで皆様の恋愛話をぜひお聞きかせください」 テレーゼは話を切り替えた。 「星来様のどんなところに惹かれたのです!」 「なんだいきなり!」 真っ青に震えていたはずのクリスがツッコむ。緊張感がすっかり消えたようだ 「まぁまぁ…。僕はほぼ一目惚れなんだけど…お店でイキイキしてて自分ができる事を頑張る姿が素敵なんだ。不安な彼女を守りたいって思ったよ」 レイヴンが星来を想いながら語る 「……」 「アレルヤは僕と同じ一目惚れだって。え…背中の呪いが少しだけ消えたの?」 レイヴンがアレルヤの通訳する 「治癒は呪術と相性悪いのですが…聖女の力でしょうか?」 「………」 「俺を救う女神だ…って言ってる。だから星来にキスしたの…」 レイヴンは通訳しつつちょっぴり怒った アレルヤは頷く 「星来はボクのだー!!」 テーブルをバシバシ叩きながら抗議するクリス 「星来がいなかったらボクは知らなかった事が一杯あったんだ。兄様の事だって街も村だって……だから星来はボクの世界なんだ!ボクのモノなんだァァァ!」 またテーブルをバシバシ叩く 「………」 「弟だろうが負けないって言ってる。僕もだよ…」 メモをしながら大興奮のテレーゼ 「私もうお腹一杯ですっ!ところで皆様は3人、星来様は1人…つまり最高2人、最悪全員共に振られる覚悟はありますか?」 全員無言になった。すっかり忘れていたのかもしれない。 「おや?そもそも告白はされました?」 「「「……………」」」 全員告白すらしてなかった。
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