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昨日の夜、帰ってきた新くん寝室に来て私の寝顔を見てきていた。
起きていたけど目を開けるのが辛くて寝ぼけていると
「全然起きてる有咲と話せない。辛い」
少しアルコールの匂いを漂わせて私の頬や耳にキスをする。
くすぐったいのを我慢して、寝たフリを続けた。
「最近デートすらできてなくて…、何このすれ違い。休日出勤ばっかで家にいれないし」
珍しく仕事の愚痴を零している。
可愛い、そろそろ起きて甘やかしちゃおうかな。
「大好き、愛してるよ」
そう言いながら髪や首筋にキスをされる。
「だ、だめ…!」
「やっぱ狸寝入り?」
そう言って意地悪な笑顔を見せてくる。
私が起きてるって知っても
「好き、俺の有咲。」
そんな甘い言葉を吐きながら隅々までキスされた。
ああやって私が本当に寝てる時もされてるんだろうなと思えば何も不安はなかった。
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