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その正体
そのカサコソする音は樹里の書籍部屋から聞こえた。
樹里は読書が好きで色々なジャンルの本を集めている。
本棚にも入りくらないぐらいの量の本が溢れている書籍部屋に樹里は入った。
すると……。
月明かりに照らされた樹里の机の上で、何やら一冊の本をめくっている『何か』の小さな影が無数に蠢いている。
樹里は、その『何か』に気付かれないように忍び足で自分の机に近付いた。
そこには……
樹里が書いている日記を読み漁るように樹里が集めてきた、記念切手たちがカサコソと音を立てながら群がっていたのであった！！！！
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