ようこそ𝕎𝕖𝕝𝕔𝕠𝕞𝕖

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ようこそ𝕎𝕖𝕝𝕔𝕠𝕞𝕖

樹里(じゅり)は我慢できなくなって、記念切手たちに声をかけた。 「何をしているの?」 すると記念切手たちは飛び上がる程、びっくりしてしどろもどろになってしまった。 「これは……夢なのかしら?」 樹里(じゅり)が一枚の記念切手を捕まえて掌に乗せた。 その記念切手は樹里(じゅり)が一番最初に買った初めての記念切手だった。 すると、その途端、その記念切手から柔らかな光が樹里(じゅり)を包み込み、パラレルワールドへと誘われた。
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